舞浜植物図鑑

図鑑といいつつ図鑑じゃない

東京ディズニーリゾートは巨大な植物園。
数え切れないほどの植物が毎日咲いたり実をつけたり。
そんな植栽たちの「今」をご紹介します。

桜にそっくりな花の正体

サルタンズオアシス向かいでは

アーモンドの花が開花しました。

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桜にそっくりですが

花柄の先に花が咲く桜に対し

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枝から直接花が

咲くのがアーモンドの特徴です。

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花の大きさも

桜よりも大き目です。

 

スティッチ&エンジェルの

グリーティング列の

最中にあるので

列がある間は近づけないので

注意が必要です。

 

 

 

悲しい恋の物語

昨日に引き続きドナルド通りの

ベンチ裏のお花を紹介します。

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立派な葉の中から

ちょこんと顔を出している

小さい青い花たち。

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これは「勿忘草(わすれなぐさ)」です。

誰もが一度は聞いたことある

名前ではないでしょうか?

 

花言葉はもちろん

「私を忘れないで」

 

中世ドイツの物語に由来します

 

ある日ドナウ川沿いに咲く

美しいこの花を

一緒にいる恋人に摘んであげようと

岸に降りた男が

誤って川に飲まれてしまいます。

最後の力でこの花を恋人に

投げ渡し「僕を忘れないでくれ」と

叫んで命をおとします。

残された恋人は

その花を墓に沿え

花に彼の最後の言葉を

つけた、ということです。

 

 

ドナルド通りでお菓子の花

ドナルド通りのベンチ裏は

目立たないけど花の宝庫です。

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今の時期注目したいのは

イベリスです。

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イベリア半島に多く自生していたことに

由来する名前ですが

英語だと「キャンディタフト」

お菓子の花、という意味です。

砂糖をまぶしたような

ふわふわとしたお菓子のような

この花にぴったりのイメージですね。

 

見れば見るほど不思議な

形の花ですが

複数の花がまとまって

咲くことでこの形になっています。

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丸で囲ったのが1つの花。

外側2枚の花弁が大きく

内側2枚の花弁が小さく

咲くため、集まったときに

こんもりとした大きなひとつの花に

見えるというわけです。

 

背丈の低い植物なので

通り過ぎてしまいがちですが

観察しがいのある花なんですよ。

 

 

 

 

アロエの女王

アラビアンコーストでは

アロエ・ストリアータの花が

咲き始めています。

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ぷっくりとした筒状の花は

ツヤツヤとしていて

まるで宝石のよう。

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その姿は「アロエ女王」という

別名にふさわしい美しさです。

 

 ハーバー沿いに咲く

キダチアロエとはまた

違った雰囲気ですね。

flowertdr.hatenablog.com

 

アロエ・ストリアータは

花の時期が長く

例年通りですと

5月くらいまで見ることができます。

 

 

 

アルメリアがあるめりあ・・・

グーフィー通りを

抜けた先の花壇では

アルメリアが咲いています。

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お花を撮っていたら

階段に座ってる

ファウルフェローに

遭遇しました(笑)

 

アルメリア

ひょろんと細長い茎から

まん丸のお花が咲く

とっても可愛い植物です。

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その姿はまるでかんざしのよう。

赤紫の他にも白や朱色など

色とりどりのお花が

にぎやかに咲いています。

 

 

照れ屋なお花たちです

ドナルド通りの坂の上

ザンビ裏の木戸付近で

水仙がたくさん咲いています。

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テータテートという種類で

背丈は20センチほどの

ミニ水仙です。

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照れ屋なのか

みんなうつむき気味で

なかなか顔を見られません。

テータテートという名前は

フランス語で「内緒話」

という意味。

群生して花を寄せ合ってる

姿に由来しているそうなのですが

下を向いた姿と合わせて

奥ゆかしさすら感じます。

 

ちょっと下から顔を

のぞかせてもらいました。

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予想外の力強さで

思わずドキッとしてしまいました。

 

 

 

 

夕方になるにつれ香りが増します

ザンビーニブラザーズリストランテ

ハーブ畑ではロケット(ルッコラ)の

花が咲いています。

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ルッコラはゴマのような香りと

少しの苦味をもつ葉で

サラダなどにも使われます。

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ですが成長するほど

苦味が強くなってしまうため

食用にするなら

花ごと摘み取って

それ以上背が高くならないように

育てるのだそうです。

 

ここまでたくさんの花が咲き

背も高くなっているのを見ると

これは食用というより

花を観賞するために

育てていたのかもしれません。

 

この花たちは

朝よりも夕方になるにつれ

香りが増してくるんですよ。