舞浜植物図鑑

図鑑といいつつ図鑑じゃない

東京ディズニーリゾートは巨大な植物園。
数え切れないほどの植物が毎日咲いたり実をつけたり。
そんな植栽たちの「今」をご紹介します。

どんな香りがするのでしょうか

アブーズ・バザール

コブラの罠のキューライン

背の高いこの木に注目です。

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これはニオイシュロラン。

今、白い花が開花中です。

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ニュージーランド原産で

非常に背が高くなる木です。

 

花はその名のとおり

とてもよい香りがし

虫たちを惹きつけます。

 

 

 

こんなに背が高いと

我々はちょっとかぐことが

できなそうですね。

 

 

ジャングルを飛び立つ白鳥?

ヒスイカズラの場所近く

flowertdr.hatenablog.com

 

橋の反対側

グリーティングトレイルのほうに

目を向けてみると

色とりどりの花が咲いています。

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エピデンドラムという

蘭の仲間です。

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細い茎の上で

ボール上にかたまって

たくさんの花をつけています。

 

 

花弁の上には

鳥が飛び立つ姿のような

ヒラヒラが付いています。

 

赤とオレンジのは

まるで炎のよう。

白いほうは白鳥が

飛び立つ姿のように見えます。

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このヒラヒラは唇弁(しんべん)と言って

虫が着陸しやすいように

進化したものです。

虫がたくさん集まれば

受粉の可能性の増え

繁殖に有利というわけです。

 

 

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木や岩の上に根付く性質なので

この場所にはぴったり。

 

広範囲にわたって

咲いていて、見ていると

まさにジャングルに

迷い込んだような気持ちになります。

 

 

 

 

シーライダーを見ながら開花中

 

本日オープンの

ニモ&フレンズ・シーライダーf:id:flowerTDR:20170512183331j:plain

 

その対岸、アクアトピアを

はさんで反対側で

花が咲いています。

 

 

 

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ん?どこでしょうか?

 

 

 

よく見るとこの木

茶色のような紫のような

ツブツブが付いています。

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一見、実のように見えますが

これはヒメユズリハの雄花なんです。

 

さらによく見ると・・・

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茹でたタコのようにも・・・

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あ、いえ。

なんでもありません。

 

ヒメユズリハ

雌雄異株(いゆういしゅ)の植物です。

木によって雄株と雌株が違い

雌株には実がなりません。

 

ここは人通りの多い場所なので

実が落ちて踏まれるのを

防いでるのかもしれませんね。

 

 

 

見られるのはあと数日

公式ツイッターで紹介されていた

珍しいお花

ヒスイカズラを撮影してきました。 

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翡翠というよりは

チョコミントアイスのような

不思議な色をしています。

 

これは本来透明なはずの

マルビンとサポナリンという成分が

植物のなかで混ざり合って

アルカリ性になったことにより

青みをだしているのだそうです。

 

温度管理ができない屋外のパークで

咲くのは非常に珍しく

咲いても数日で花は

ぼとぼとと落ちてしまうのだそうです。 

 

 

変わっているのは色だけではありません。

この花はなんと紐のような

ツルにぶら下がって咲いています。

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風が吹くと花ごと

ふら~ふら~と重そうにゆれて

そのあまりにも不思議な光景に

頭の中が一瞬ハテナに

なってしまいます。

 

 

場所はロストリバーデルタ

プエンテ・デル・リオ・ペルディード

ポートディスカバリーに近い橋)を

わたって階段を降り

 

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ゴミ箱のそばの

ベンチとベンチの間から

降りてきた階段方面をのぞくと

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ここら辺にあります。

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ジャングルのはかない花を

 見られるのはあと数日。

 

ぜひ見に行ってみてください。

 

 

和名はキンレンカです

チャイナボイジャー

外側で咲くナスタチウム

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きれいなオレンジ色と

緑の葉の色のコントラストが

アドベンチャーランド

熱帯感をよりいっそう際立たせています。

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花はなんと食べられるそうで

すこしピリッとした辛味が

あるのだそうです。

 

 

チャイナボイジャー

サラダとして提供して

もらえないでしょうか・・・?

 

ここでも復活。

冬の間姿を消していた

こちらのトピアリーも

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5月に入って戻ってきました。f:id:flowerTDR:20170507232358j:plain

冬の間はバックステージの

温室で管理されているそうです。

 

ひさびさのオンステージ。 

二人でお城を見ながら

何を話しているのでしょうか?

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もしかしたら楽しそうにしている

ゲストの姿をみて

語り合っているのかも

しれませんね。

 

 

ドナルド、デイジー、おかえりなさい!

冬の寒い間、姿を消していた

ここのトピアリー。

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5月に入って戻ってきました。

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仲良く手を差し伸べている

ドナルドとデイジーの姿は

やはりなくてはならないものですよね。

 

 

ところでこのトピアリー。

一体何の植物できているのでしょうか?

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これはオオイタビという

ツル性の植物なんです。

鉄の土台をつくり

そこにオオイタビを這わせて

作っているのだそうです。

 

オオイタビといえば 

flowertdr.hatenablog.com

 

シーで自然の形で

繁殖しているのを

見ることができます。

 

管理のしかたによって

ここまで雰囲気が違うというのも

植物の面白いところです。