アブーズ・バザール
コブラの罠のキューライン
背の高いこの木に注目です。
これはニオイシュロラン。
今、白い花が開花中です。
ニュージーランド原産で
非常に背が高くなる木です。
花はその名のとおり
とてもよい香りがし
虫たちを惹きつけます。
が
こんなに背が高いと
我々はちょっとかぐことが
できなそうですね。
ヒスイカズラの場所近く
橋の反対側
グリーティングトレイルのほうに
目を向けてみると
色とりどりの花が咲いています。
エピデンドラムという
蘭の仲間です。
細い茎の上で
ボール上にかたまって
たくさんの花をつけています。
花弁の上には
鳥が飛び立つ姿のような
ヒラヒラが付いています。
赤とオレンジのは
まるで炎のよう。
白いほうは白鳥が
飛び立つ姿のように見えます。
このヒラヒラは唇弁(しんべん)と言って
虫が着陸しやすいように
進化したものです。
虫がたくさん集まれば
受粉の可能性の増え
繁殖に有利というわけです。
木や岩の上に根付く性質なので
この場所にはぴったり。
広範囲にわたって
咲いていて、見ていると
まさにジャングルに
迷い込んだような気持ちになります。
公式ツイッターで紹介されていた
珍しいお花
ヒスイカズラを撮影してきました。
翡翠というよりは
チョコミントアイスのような
不思議な色をしています。
これは本来透明なはずの
マルビンとサポナリンという成分が
植物のなかで混ざり合って
アルカリ性になったことにより
青みをだしているのだそうです。
温度管理ができない屋外のパークで
咲くのは非常に珍しく
咲いても数日で花は
ぼとぼとと落ちてしまうのだそうです。
変わっているのは色だけではありません。
この花はなんと紐のような
ツルにぶら下がって咲いています。
風が吹くと花ごと
ふら~ふら~と重そうにゆれて
そのあまりにも不思議な光景に
頭の中が一瞬ハテナに
なってしまいます。
場所はロストリバーデルタの
プエンテ・デル・リオ・ペルディード
(ポートディスカバリーに近い橋)を
わたって階段を降り
ゴミ箱のそばの
ベンチとベンチの間から
降りてきた階段方面をのぞくと
ここら辺にあります。
ジャングルのはかない花を
見られるのはあと数日。
ぜひ見に行ってみてください。
冬の寒い間、姿を消していた
ここのトピアリー。
5月に入って戻ってきました。
仲良く手を差し伸べている
ドナルドとデイジーの姿は
やはりなくてはならないものですよね。
ところでこのトピアリー。
一体何の植物できているのでしょうか?
これはオオイタビという
ツル性の植物なんです。
鉄の土台をつくり
そこにオオイタビを這わせて
作っているのだそうです。
オオイタビといえば
シーで自然の形で
繁殖しているのを
見ることができます。
管理のしかたによって
ここまで雰囲気が違うというのも
植物の面白いところです。