舞浜植物図鑑

図鑑といいつつ図鑑じゃない

東京ディズニーリゾートは巨大な植物園。
数え切れないほどの植物が毎日咲いたり実をつけたり。
そんな植栽たちの「今」をご紹介します。

クリスマスカラーの実

 

クリッターカントリー

入り口でいま

一際目を引くのが

ピラカンサの実。

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真っ赤で小さな実が

大量大量!
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小動物たちの住む

ここのエリアには

ピッタリの木ですね。

 

たまに鳥たちが食べに来ることも

あるようです。

ただ、こちらの実

人間には毒な成分が

含まれていて

食べると舌がしびれてしまうそうなので

(いないとは思いますが)

ぜったいに口に入れないように。

 

 

春には小さな花を

咲かせていたこの木。

赤い実と緑の葉で

クリスマスシーズンに

マッチしてますね。

 

植物を通して季節の移ろいを

感じられる素敵な場所です。

 

 

 

ちゃんと役に立ってます!

マークトウェイン号

乗り場のそばにある木に

赤い果実が実っています。 

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これはゴンズイの木。

遠目にはまるで花のようです。

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あざやかな赤い実から

真っ黒い種子が見えているのが

すこしグロテスクにも感じますね。

 

ミッキーマウスの木に

似てなくもないですが

全くの別物です。

 

同じゴンズイという名前の

魚がいますが

この木の名前はそこから取った

と言う説もあります。

 

理由は…なんの役にも立たないから。

というなんとも寂しいもの。

 

寒くなり、色をなくしていく

植物たちの中で

鮮やかな色の果実を

目で楽しませてくれるだけで

役に立ってますよね。

 

 

 

 

 

全部見つけられるかな?

クイーンオブハートの

バンケットホール、

スモールワールド側の花壇では

可愛らしいトピアリーたちが

楽しめます。

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マッドハッターを中心に

トランプをモチーフとした

スプレー菊がカラフルに

咲いています。

 

こちらは黄色いクラブ(クローバー)

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ピンクのスペードに

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白いダイア。

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おや、あたりを見渡しても

ハートは見つかりませんね。

 

建物の周りを探してみたら

少し離れたところに

ありました。

 

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ヒントは後ろのティーカップ。

 

 

みなさんは 4つすべて

見つけられるでしょうか?

 

 

 

 

 

真っ赤なお鼻と、真っ赤な木々?

パークの木々は紅葉シーズン

真っ只中。

 

お城に向かって左側の

四号橋ではこんな素敵な

紅葉が見られます。

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赤いリボンと赤いりんごで

作られたリースに

紅葉した木々。

どこかノスタルジックな雰囲気を

かもし出していますね。

 

ウエスタンランド

カントリーなクリスマスを

演出する木々たち。 

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カントリー調のクリスマスソングの

BGMとともにご堪能あれ♪

 

 

Mele Kalikimaka!

タイトルの

Mele Kalikimaka

メレカリキマカは

ハワイ語でメリークリスマス!

 

南国のチキルームの入り口にも

クリスマスツリーが登場しています。

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アンスリウムなどで作られた

南国ムード満点の

ツリーです。 

 

ツリーから少し目を下に向けると

クリスマスのデコレーションには

欠かせないお星様が。

 

これはグズマニアという植物で

赤い部分は花ではなくガクなんです。 

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ガクだからこそ

鮮やかな色を保ちながら

長期間楽しませてくれる植物。

 

赤やピンクなど

カラフルなお星様たちが

トロピカルなクリスマスを

演出しています。

 

 

 

遠目には赤いブドウのよう

ウェスタンリバー鉄道乗り場の

すぐそばでは赤い実を

たくさんつけた木があります。

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これはイイギリの木。

昔はこの大きな葉で

ご飯を包んだことから

飯桐(イイギリ)という名前です。

 

 

この実が色付くと

冬が始まったことを実感します。

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実は長期間木についていて

葉が落ち、年が明けても

この赤々とした実だけは

木に残っていて

冬のアドベンチャーランド

とても目立つ存在です。

 

寒くなり食料にこまった

ムクドリたちが

この実を食べに来るのを

見るので

バードウォッチも楽しめる

にぎやかな木ですね。

 

 

 

秋を彩る、カエデの木

白雪の井戸のそばの

カエデの木。

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今は緑、黄色、赤の

3色の葉の色が楽しめます。

 

紅葉のメカニズムを簡単に言うと

 

春や夏は光合成をして

栄養を幹に送る。

その際あまった成分(=緑の色)が

葉にたまるので緑に見える。

 

秋になり日照時間や気温が下がると

冬に葉を落として冬眠するため

葉から栄養をもらわないよう

葉と幹の間に栓のようなものができる。

それでも葉は光合成を続けるので

幹に送れない成分(=黄色)が

葉に現れる。

 

さらに寒くなると葉に残った

成分の中で光合成を続けるので

別の成分(=赤)が目に見えるようになる。

 

といったところでしょうか。

 

紅葉しは葉がカサカサしてるのも

幹から水分を供給してもらえて

いないから、ということですね。

 

 

この葉はまさに

黄色から赤へ変化してる最中のようで

きれいにグラデーションになっています。

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落葉してしまう

ほんの前に

美しく色付くなんて

とても儚いお話ですね。

 

でもその儚さこそが

人の心をつかむのかもしれません。