現在アクアダクトブリッジの
河津桜がチラホラ開花しています。
本来なら毎年2月に見ごろを
迎えるここの桜たち。
いくら早咲きの桜とはいえ
クリスマスシーズンに咲くのは
早すぎですよね。
じつはこれ、本来の開花時期とは
ずれて咲いてしまう
「狂い咲き」という現象。
河津桜だけでなく
コロンブス像近くの
ツツジも咲いちゃってます。
「狂い咲き」が起きている原因は
先月に頻発した台風にあります。
本来、花はちょっとでも
温かくなると
季節を問わず咲こうと
してしまいます。
それを
「まだ咲く時期じゃないよ~
冬が来るから体力温存しなきゃだめだよ~」と
咲かないように抑えているのが
アブシシン酸というホルモンです。
そのホルモンを蓄積している葉が
強い風により
まだ落ちるべき時ではないタイミングで
落ちてしまったり
塩害により葉が枯れてしまったりして
開花をストップさせられない状態になると・・・
温かい秋や初冬にも
花は勘違いをいて咲いてしまう
という仕組みです。
クリスマスカラーの
一緒に咲いている姿は
不思議な光景ですね。
気になるのは
来春の開花の影響。
今咲いてしまっている花は
当然もう咲かないのですが
それ以外の花たちは普通に
春になると咲きます。
チラホラとしか狂い咲きを
していないので
満開時などはさほど
気にならない程度と思われます。