旧喫煙所そばの
常緑樹なので
寒くなってきても
青々とした葉が
パワフルに見えます。
枝の先端をよく見ると
ベージュのもふもふした
何かがついています。
じつはこれ、ビワの花の
蕾なんです。
ビワは春に実を
実らせるために
真冬に花を咲かせるんですね。
もう少しすると
白い地味な花を咲かせます。
ですが美味い実を付けるためには
実に充分な栄養が行くように
花を間引くか
実り始めた実を間引くか
余計な枝を切ってしまうか
しないといけません。
すべての実を実らせてしまうと
エネルギー切れで
翌年の実の付きが
悪くなってしまうのだとか。
大豊作の年と
イマイチ量の少ない年が
ある気がしていたのは
そのせいかもしれません。
ということは
パークのビワは
「実がおいしくなるような
手入れ」は せず
あくまで「観賞用」として
管理されているのかも
しれませんね。