舞浜植物図鑑

図鑑といいつつ図鑑じゃない

東京ディズニーリゾートは巨大な植物園。
数え切れないほどの植物が毎日咲いたり実をつけたり。
そんな植栽たちの「今」をご紹介します。

地味だけど毒のある実

チャイナボイジャー前には

大きなセンダンの木があります。

f:id:flowerTDR:20170927122759j:plain

 

春には小さな白い花が

たくさん咲いていました。

flowertdr.hatenablog.com

 

 

その木に今は実が生っています。

f:id:flowerTDR:20170927122808j:plain

小さな緑色の実。

この先もっと熟しても

このままの色です。

 

サポニンという毒を含むため

大量に食べると死んでしまうことも。

 

 

 

もう少しすると

葉が落ちますが

この実は落葉後も

そのまま木に残り

カラカラになるまで

付いてることが多いようです。

 

葉と実が一緒についているのは

今この時期だけ。

 

そう思うと、ちょっとレアな

景色に見えてきませんか?

 

 

カリブはまだまだ夏モード

カリブの海賊そばでは

大きな木にピンクの花が

咲いています。

f:id:flowerTDR:20170925084528j:plain

これは熱帯植物の

トックリキワタ。

 

名前の由来は

気が成長すると

幹がトックリのように

膨らんでくることから。

f:id:flowerTDR:20170925083538j:plain

 

ピンクの花びらと

長いシベは

f:id:flowerTDR:20170925083548j:plain

ハイビスカスを彷彿させ

南国情緒があふれています。

 

また、面白いのは

この棘のある幹。

f:id:flowerTDR:20170925083603j:plain

これはまだ木が若い証拠で

成長するにつれ

このトゲは落ちるのだそう。

 

このトゲがなくなるまで

パークで見守って

行けたら良いですね。

小さな花冠

ザンビーニブラザーズリストランテ

階段花壇では

センニチコウが見頃です。

f:id:flowerTDR:20170930084342j:plain

 

ピンクや紫の部分は

じつは葉が変形した

苞(ほう)というもの。

f:id:flowerTDR:20170930084352j:plain

 

よく見ると小さな小さな黄色い花が

王冠のように咲いていて

とてもかわいらしい植物です。

f:id:flowerTDR:20170930084400j:plain

ユリとの違いは?

シーサイドスナック付近の

ベンチ裏では

ハマカンゾウが咲いています。

f:id:flowerTDR:20170923123116j:plain

ユリ科なのでユリに

そっくりですが別のものです。

 

ハマカンゾウはシュッと

伸びる稲のような葉。

一方、ユリの葉は

こんな感じです。

f:id:flowerTDR:20170923124604j:plain

ぜんぜん違いますよね。

 

ハマカンゾウの名前に

「浜」と付くのは

文字通り海沿いに

自生していたから。

 

f:id:flowerTDR:20170923123129j:plain

リゾート内で一番

(本物の)海に面してるエリアである

ポートディスカバリーでも

元気に咲くオレンジの花です。

 

 

 

妖しい美しさ

シーサイドスナックの

そばで咲く彼岸花

 

f:id:flowerTDR:20170920230635j:plain

 

ちょっと珍しい白い花も。

終わりかけですが

株によってはまだまだ

見ごろのものも。

f:id:flowerTDR:20170920230654j:plain

 

 

9月頭には黄色い花も

咲いていました。

f:id:flowerTDR:20170920230701j:plain

 

しかしなんといっても

ヒガンバナといえば

この赤い花ですよね。

f:id:flowerTDR:20170920230646j:plain

葉や花など全身に

毒をもつこの植物は

死人花(しびとばな)などと

呼ばれることもあり

ちょっと不吉な花とされています。

 

ですがこの美しさを前にすると

その毒ですら

この花の魅力のように

思えてなりません。

 

妖しくも美しい

まるでディズニーヴィランズたちの

ようではありませんか。