小さなおうちがいっぱいあります。
その一つをかこむ茂みで
小さな小さな花が咲いています。
真っ白な花びらと
6本の雄しべのこちらは
アスパラガス・スプレンゲリーです。
観賞用のアスパラガス属で
名前はアスパラガスですが
いくら育てても食用にはなりません。
花はとても小さく5mmくらい。
ローズマリーのような
葉が目立ちますが
じつはこれ、葉ではなく
茎が変形したものなのだそう。
よく観察していると
花のそばに実もなっていました。
アスパラガス・スプレンゲリーは
花期が決まっていない四季咲きなので
花と実が同時に見られるのも
不思議ではありません。
この実は熟すと真っ赤になり
宝石のように美しくなります。
この小さな植物を
じっくり見ていると
まるで自分が小さくなって
クリッターの住人になったような
気分になってきますよ。